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 輸入や焙煎を介さないと完成品にならないコーヒーだから
ロースターに出来ることを責任もってしていきたい 

どんな流れで行われるの?

<パンデミック以前>

1.

運営者が産地を訪問し、協力生産者のサンプルを収集します。現地プロロースターにサンプル焙煎を依頼します。

2.

焙煎豆を持参し帰国。

​ただちに全国のカッピング会場を巡り、合同カッピング開催【3~4月】

3.

カッピング後ただちに生産者側へ生豆の確保を通達。​実質の生産者へのオーダーとなります。

4.

生産者は生産処理や乾燥処理を続け、倉庫にて水分値の均一を図った後、輸出準備に取り掛かる。

5.

BOOK your COFFEEはその間、コンテナの手配、船の予約、乙仲への連絡、プレシップサンプルの農薬検査等を行い輸入に備える。

6.

船が現地を出航した段階でご購入者様に請求書送付、入金して頂き、そのまま生産者へ我々がまとめて送金

7.

​神戸港に生豆到着後、輸入業務を行い、通関完了後各ロースターに直送します。納品1か月後、配送運賃確定後、請求書発行。振込入金。

<パンデミック以降-現在>

1.

【11月~】到着したてのニュークロップを使用し、全国各地で合同カッピングもしくは単独カッピングし、翌年の購入生豆予約量を決めます。

2.

​【1月】BOOK your COFFEEが各ロースターの予約予定数を集計し、各生産者へ購入予定量を提出します。

3.

​【2月】生産者は一旦予約量を受理。

実際に提供できるかどうかは天候や災害、労働者確保などにより大きく左右される為、この時点では確定ではなく、支払いも発生しません。

4.

【3-4月】生産者は通常4回に渡り収穫されるうち、品質の均一化が図れる2回目と3回目の最良の生豆を収穫し、注文に応じた生産処理を行います。

*生産国によって異なる場合があります。

5.

【4月】生産処理が完了後、生産者各自が予定量の確保状況をBOOK your COFFEEに連絡してきます。

万が一不足の状態が発生した場合は、予約先着順で割り当てます。

​この時点で予約が確定となります。

残留農薬検査用のプレシップサンプルを全生産者から輸送してもらい、検査機関に依頼します。

​農薬が基準値を超えた場合、生産者とロースターに輸入不可である旨をお伝えします。

6.

​【5-6月】生産国側で輸出に向けた処理を約1ヶ月間にわたり行います。

​輸出直前に倉庫で寝かせていたパーチメントから生豆の状態にし、グレインプロやエコタクトのような外気を遮断する穀物専用袋に詰められます。

7.

​【7-8月】運営側(BYC)で予約した汚染のない綺麗なコンテナが乾燥場に到着し、トラック輸送、船積み、海上輸送を経て、神戸港に到着します。

​これら輸送は最短1ヶ月、最長数か月の可能性もあります。

8.

【10-11月】神戸港に生豆到着後、輸入業務を行い、通関完了後各ロースターに直送します。

納品1か月後、配送運賃確定後、

請求書発行。振込入金。

​生産者達が望む販売店との直接的&継続的なつながり

​無理なくサステイナブル 助け合うことの大切さ

当たり前の事ですが、僕たちロースターは農家が作ってくれたコーヒーがなければ商売として成り立ちません。では、彼らの存在をどれだけ意識しながら、僕らはコーヒーを扱っているでしょうか。

コーヒーを農作物と捉えている「ロースター」は、必然的に農家の存在を意識していると思いますが、肝心の「農家」と直接繋がって会話をする機会を作ることは、なかなか難しいかもしれません。

 

我々ロースターは美味しいコーヒーに仕上げるという大切な役割があり、同時にお客様へ農家のメッセージを届けられる唯一の橋渡し役でもあると考えています。

 

収穫間もないフレッシュなニュークロップを自分の舌で判断し、自分で選ぶことで、より責任感がまし、ロースター自身の販売意欲も高まります。
全てが細かく分けられたマイクロロットですので、まだまだ日本に入って来ていない豆に出会うこともあります。当然、買付出来るのが日本で貴方だけのマイクロロットという可能性もあります。 

 

しかしながら、リスクもあります。支払いがドルベースの為、支払いの時の為替レートで買付額が変動します。円高になれば支払い額は安くなりますが、逆に円安になると高くなります。

農作物である以上避けて通れないのが、気候変動や病気、バクテリアや菌による被害です。購入予定だったコーヒーが被害にあったという事例はいくらでもあります。
 

またロースター側でみると、1年分を買い付ける為、在庫管理や資金繰りが複雑化することも考えられます。最初は在庫管理や仕入れ予測、年単位での資金計画に戸惑われるかもしれません。そこは無理なく継続してくれることの方が農家も嬉しいはずです。

 

信頼できる現地側の輸出業者の選定も大変重要になります。

これまでリスクとして、届くはずのコーヒーが低い品質のコーヒーと差し替えられることも想定され、こういったことがダイレクトトレードへの参入を阻んでいました。しかし私たちは素晴らしいコーヒーを安心して仕入れられるようになりました。

お客様へ届ける情報が増えれば増えるほど、皆さん自身も実際の農家にも会ってみたいという気持ちが湧いてくるかもしれません。そして実際に会ってみると、いかにこれまで日本で限られた情報のまま生豆を扱っていたかを知り、農家の見方が変わり、思い入れが全く違うものになるでしょう。

 

少なくとも私たちが産地から直接買付けを始めた理由は、単なる「原材料の確保」から、「人と人の繋がり」がいかに大切かを気付かされたからに他ならないからです。​もちろん、信頼関係=美味しさとは限りません。私たちも人としての信頼関係だけで美味しくないものを買うわけにはいきません。

 

この16年間で得た「美味しさとしての信頼」と「取引としての信頼」

​このどちらも必要不可欠な要素が大前提でありこの活動が成り立っています。

BOOK your COFFEEは生豆の問屋や卸業者ではありません。

農家からのお客様の声やロースターの声が聞きたいという要望に応えるべくスタートさせた取組みです。運営側は僅かな手数料で輸入やサンプル手配を代行し、皆さんの購入分を一緒に輸入しています。

また、農家の方々とも皆さまがメッセージのやり取りを自由に出来るように、各生産者ごとのFacebookコミュニティページをご用意しています。その中では、各農家から届く今の農園の様子や、収穫風景、時には自然災害に見舞われた際の模様もあるかもしれません。

「素材としての生豆の仕入れ」から、「生豆を取り囲む環境と人々までも汲み取る仕入れ」を、今の取り扱い商品の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。 もしかすると、コーヒーは工業製品のように思われているお店のお客様の意識が、これから変わっているチャンスに繋がるかもしれません。ストーリーのあるコーヒー、そしてそのストーリーが日々繋がっていることの面白さを共有できれば幸せです。