
私たちが運営しています
私たちもコーヒーロースターとして日々業務に携わっています。
生豆の仕入れから焙煎、抽出に至るまで、みなさんと同じ喜びと悩みも経験しています。
田中裕之
コーヒーウニドス
代表
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福岡県糸島市出身
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大学卒業後、喫茶店やカフェで勤務後独立
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自宅の小屋で焙煎開始
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2008年 自家焙煎TanaCafeオープン
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2010年 糸島くらしここのきの奥に移転
TanaCafe + Coffee Roasterオープン -
2013年 産地買付スタート
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2016年 焙煎所兼販売所としてCOFFEE UNIDOSオープン
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毎年産地に訪問
コーヒー豆屋をしていながら、スペシャルティコーヒーが美味しい事は分かっていましたが、正直仕入れ先から得られるコーヒー豆の情報やネットの情報以外に知るすべがありませんでした。コーヒーについてお客様から質問を受けても、農園や生産者の話になると曖昧な返事しか出来ないことに、もやもやと感じていました。
2012年、ミルトンコーヒーロースタリーの田中さんが糸島の店舗に来店され、産地直接買付けの活動内容を聞く機会があり、二つ返事で共同買付けに翌年から参加することになりました。
その後毎年ニカラグアとエルサルバドルの各農園を訪問しながら、買付けを行っていますが、自分で選ぶコーヒーと、自分で経験する生産者達とのふれあいは、単なる情報収集だけでなく、コーヒー豆に対する思いも、焙煎に向き合う姿勢も何もかも変わりました。
何よりお客様が口にするコーヒー豆の正確な情報を、お伝えすることで、お店のお客様満足度向上にもつながっています。
全国の多くのロースターが同じようなジレンマを感じていらっしゃるのではないか、我々では輸入しきれないマイクロロットを、日本のロースターに紹介できるのではないかという思いから、このプロジェクトが始まりました。
中村凜
ミルトンコーヒーロースタリー
ヘッドバリスタ、品質管理
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山口県周南市出身
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短大卒業後、2012年保育士勤務
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2013年ミルトンコーヒー入社
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2014年ニカラグア、エルサルバドル買付け同行
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2015年コロンビア買付け同行
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2016年シアトル視察
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2017年メルボルン視察
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2018年ニカラグア、エルサルバドル買付け同行
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2019年ハンガリー3ヶ月滞在エスプレッソ、バリスタ指導
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2020年ニカラグア、エルサルバドル買い付け同行
入社してから毎年のように様々な経験をさせてもらう中で、本当にコーヒー一杯にどれだけの手がかかっているのか痛感しています。 生産者の皆さんは訪問の度に特別ゲストのように接してくれ、家族総出でもてなしてくれます。しかし、そうなったのは、オーナーが直接取引を始めて丁度十年が経った時からのようです。十年目の年、口裏合わせをしたかのように、これまでの長い付き合いを有難うと生産者全員に感謝され、生産者にとっても大切な繋がりだったのだと感じました。
以前は焙煎をやっていましたが、今はバリスタ・接客担当として働いています。産地でカッピングをし、焙煎後のカッピングをし、エスプレッソのテイスティングを続けていく中で、各生産者それぞれの個性が必ずコーヒー豆に表れていることに面白みを感じます。それぞれのこだわりや性格が、栽培方法だったり、収穫後の処理に影響し、風味に反映されているのです。こうしたお話を店頭でお客様にすることで喜んでいただけますし、私も自信をもって生産者のことや、コーヒー豆の話も出来るので、うそ偽りや、うしろめたさを感じることなく仕事に打ち込めることを幸せに感じます。扱うコーヒーのストーリーを知ると、知らないのでは、思い入れが違います。私は思い入れのあるコーヒーを美味しく仕上げて、ストーリーと一緒にお客様に提供していきたいです。
田中大介
ミルトンコーヒーロースタリー
代表
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山口県周南市出身
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中3、高校、大学の学生時代をオーストラリアで過ごす
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帰国後、地元企業に就職 営業と輸入業務を担当
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神奈川の企業に転職
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2005年 有限会社ユニジナル設立
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2006年 ミルトンコーヒーロースタリーを開業
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2007年 産地買付けスタート
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2020年 山口県周南市内に2店舗、ハンガリーブダペストにDAISUKE CAFE&BEANS2店舗を構える
コーヒーの事は全く無知の状態から始めたので、まずはコーヒーを知ろうと、カッピングの勉強会に参加したり、ニカラグアの農園に飛び込みで滞在させてもらったりと、基礎的な部分は体験から得ました。カップオブエクセレンスの審査員をしたことを機に、生産者と共に歩みたい気持ちが確信に変わり、それ以後毎年収穫時期に訪問しながら、交流を深め、今に至ります。
生産者と直接取引きするにしても、クリアしなければならないハードルも多々あり、品質の安定や信頼関係、持続的な付き合いをする上での様々な問題点を解決していきながら、十年以上経った今、改めてロースターにできることをロースターの手で何とかならないものかと考え始めたわけです。
きっかけは、世界中を回る中で出会う人との会話です。どこの国のロースターもリアルな情報に飢え、実行力も半端ではありません。
残念ながら、日本では言葉の壁や習慣などから圧倒的に不利な条件があり、特にマイクロロースターにとっては、生産者との直接の繋がりを「継続的」に持つ難しさがあります。
また、近年のスペシャルティコーヒー需要アップによる良質な生豆の実質的な取り合いになっていることも無視できません。そんな中、良質生豆が確保できる生産者と直接繋がりながら、問屋との繋がりも確保しつつ、これから更に求められる透明性のある社会に向けた活動を一緒に始められると幸いです。
深海麻里子
ミルトンコーヒーロースタリー
経理、カスタマーサービス
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山口県防府市出身
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2005年大学卒業後、渡豪。オーストラリアでカフェ文化に触れコーヒーに興味を持つ
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2010カフェを起業。中米のコーヒーを取扱う
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2013初の産地訪問
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2017ミルトンコーヒー入社
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これまで5度の産地訪問。
私が初めて産地訪問したのは、カフェの経営者としてでした。焙煎はしていませんでしたが、自分のお店で提供するコーヒーがどんなものなのか知りたいし伝えたいという思いからでした。高品質のコーヒーが出回り、消費者の味覚も肥えてきた昨今では「美味しい」は当たり前。では消費者は何を求めるのかと考えたときに現地と繋がることだと妙に腑に落ち、それがお客さんと生産者と私達にとって有益であることだと強く感じました。工業製品と違い、正直二度と同じものは出来ないし色んな要因で左右される不確実なものには違いありません。だからこそ、可能性に満ち、ストーリーがあり、感動が生まれるのだと思っています。
私は普段、消費者であるお客様に店頭で販売したりオンラインショップでお客様をサポートする立場であると共に会社の経理や輸入手続にも携わらせて頂いておりますがロースターの立場、生産者の立場、消費者の立場それぞれ違う事情を抱えています。課題やジレンマもそれぞれと思いますが安心してこの活動に参加出来るよう数字を扱う立場として出来ることをしたいと思っています。
各ロースターさんがこの活動を通して最高品質のコーヒー豆はもちろんのこと普段では得難い付加価値をも広められるようしっかりとサポートしていきたいと思っています。