最高品質のコーヒー生豆を、生産者から直接買える

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Suzunari Coffee

Suzunari Coffee

BOOKyourCOFFE運営(以下BYC)BYCを通して生豆を仕入れてみて、品質や、お店での反応はどうですか?

Suzunari Coffeeさん(以下Suzunari)ニカラグアはハニーやナチュラル処理を入れていてフレーバーがハッキリ出るし、パカマラということもあり、美味しいし特徴がわかりやすいのでお客さんからの印象も良い

去年のニカラグアのエルポルベニール農園は感動ものでした ! 

品質で言うと、僕は今1年分をお店にガッと入れちゃうんで、後半が若干抜けてくる感じがあるので、そこが課題かなって感じです。

エルサルバドルはブレンドで今使ってて中煎り・浅煎りにすることがあるので酸が柔らかいものを求めているが、使いやすいので常に入れてます。

 

BYC : 品質としては総合的に高め・中ぐらい・低め?

Suzunari : 高いと思います。すごい特徴が出るからどれも使いやすい印象なのでその時に使いたいラインを入れています。ただ、自分の焙煎で本当はもっと特徴出せるんだろうなって.…行ってみて気付かされましたね。もうちょっと焙煎を頑張りたい(笑)

 

BYC : 産地でのカッピングはきちっと焙煎が出来ている前提なので品質や特徴がわかっている状態ですよね。その上でじゃあこれを仕入れたときに、品質が保証されている以上、品質に対する迷いはないですよね。同じものにしても日本でカッピングして味や品質がどうなのかなって思うのと、こっちで再確認するのと、たぶん大きく違ったと思うんです。

Suzunari : そうですね、初日のカッピングとかは、フレッシュで特有の詰まった感じがあって、正直よく分かんなかったんですけど、徐々に慣れてくるとやっぱり本当に精製の違いで「こんなに味が違うんかぁ」って!

全然違ってびっくりして、ある意味カルチャーショックですよね。

もうなんかナチュラルと思ってたらこれウォッシュドなん!?っていうのまでありましたね(笑)

 

BYC : 産地訪問してみての率直な感想っていったらどんなのがありますか

Suzunari : 海外…英語が喋れないっていうのがあって、 最初は不安でした。でも通訳とかも凄くちゃんとしてくれて聞きたいことも聞けるので、来てみてからは楽しい気持ちが強かったですね。

疑問に思っていることは全て聞けてクリアになりました。

精製の過程とかが、自分の中のイメージとちゃんとリンクしてより理解が深まりました。

 

BYC : 産地ツアーにまた参加したいと思いますか?

Suzunari : もちろん、来年も来たいなと思ってます。知り合いも来たいって言ってるので、すごい良かったよと是非伝えたいです。

特に、やっぱり作っている人や、エリア・場所・環境、コーヒーに携わる人の数なんかを目の当たりにすると一粒の豆を作るのがこんなに大変なんかぁって。実際に自分がこれだけの距離を移動してきて、こんなに遠いところから届いてるんだって実感して、それも含めて伝えたいですね。それは身をもって知ったからこそより明確に伝えられます。

情報ってデータでコピペしても取れるけど、ちょっと意味が違いました。来る前は、既存の情報も伝えきれていないのに行って意味があるんかなっていうのがあったけど、来てみてそれを上回る、凌駕する体験ができました。

 

BYC : どういう人にツアーって向くと思われますか?

過去に別のツアーに参加されてたり、行かなくてもいいって方もおられますよね。

Suzunari : どうなんですかね。コーヒーのことをお客さんにちゃんと伝えたいと思っている人ほど絶対に響くと思います。理解度が圧倒的に深まるので、ぜったい来たほうがいいと思います。

 

BYC : 生産者と直接繋がってみて、全員に会って、これまでの仕入れと気持ちの変化ってありますか?

Suzunari : そうですね。もちろん今仕入れている生産者からは継続的に仕入れていきたいです。違う品種も植えていたり、毎年違う生産処理をしているので、また新しい味に出会えるのかなって。その成長とかもすごい楽しみ。ご飯とかも一緒に食べるので、人となりというか、みんな個性的ではありますけど、みんなコーヒーが好きなんだなっていうのが滲み出てて、みんな真剣に取り組んでるんだなって思いますね。また、今回でフィーリングだったり、気になる生産者さんからも新たに買ってみたいと思いました。顔が見えるところから買いたいと強く思いましたね。

 

BYC : ツアーでなくてもBYCの共同買付(仕入れ)自体の参加を他のロースターさんにオススメしたいと思いますか?

Suzunari : そうですね。自分だけだと数が知れていて、種類ごとに1袋だけ欲しいんだけどなっていうときも、1袋30㎏から買えますし、他のロースターさんとも横のつながりができることによって、同じ豆を買って、お互いの焙煎豆のやり取りをすることによって、シェアして味わいの調整とかもして、広がっていくといいのかなと思います。

30kg1袋が多いと考えるロースターさんもいるし、30kgだからいろいろ買えるというメリットもあります。本来の69kgだと躊躇する人もいるけど小分けなので。

ただ、行くとどれも欲しくなります。

逆に選ぶのが大変…最近はもう選ぶのはやめて、とりあえず買って、それの良さを引き出せる焙煎のレベルをどんどん上げていきたい出たらお客さんにこういう味なんですよ!って言って。農家さんの話をするとこれとこれ、同じ農家さんが作ってるんですよって言えるので。使っていけばいくほどお客さんの理解も深まっていきますね。

ただ、まだ全部ガラッと変えきれないとは思うんで、ラインを作って、しっかり説明できるラインを増やしていけたらいいなと思っています。

 

BYC : 逆にBYCのデメリットは?

Suzunari : 一発がでかい(笑)倉庫保管もしてもらえますが僕は全部送ってもらっているから置き場が困る一応倉庫で温度管理ができるようにはしたんですけど、水分値計とかはまだで、今どれぐらい抜けてるっていうのがわかるようになればいいんだと思います。

やっぱり温度の変化が一番良くないので倉庫からちょこちょこ送ってもらうのがいいかもしれないですね。店舗って温度がやっぱり変わるから置いておくとどんどん落ちちゃうんで。

 

BYC : 参加前と参加後、心境の変化ってありますか?

Suzunari : めっちゃやる気に満ちてます(笑)早く帰って伝えていきたい。こういうことがあったよっていうスタッフとの共有。あとは書きたい。簡単でもいいから読み物にして伝えたいです。刺さるようなのが作りたい。

 

BYC : 参加を迷われている方に、伝えたいことはありますか?

Suzunari : とりあえず来てって(笑)

2週間っていうのがもしかしたら長いのかもしれませんね。1週間だったら行けるんだけどなっていう声も分かります。でも1年通してみたらその2週間を要することで、日本にいるだけの2週間とはその後が全く違うと思います。今となっては早かったなと思っています。あっという間でした。